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HOKURIKU−ROKIN | DISCLOSURE 2018

普通出資 ① 発行主体:北陸労働金庫

② コア資本に係る基礎項目の額に算入された額:40億31百万円

用語 の 解 説

●「コア資本」とは

2014年3月末から適用されたバーゼル!の基準 では、規制される自己資本を普通株式(普通出資)・

内部留保等を中心とした「コア資本」と定義し、自 己資本の質の向上を促しています。協同組織金融機 関については、さらに優先出資をコア資本に算入す ることが認められており、普通出資+内部留保+優 先出資+(△)調整・控除項目で構成されます。

●「コア資本に係る基礎項目」とは

2014年3月末適用された告示では、コア資本に 算入できる項目を「コア資本に係る基礎項目」とし て定めています。

●「出資金」とは

会員の皆さまより出資いただいた金額で、万が一 の際に当金庫が負う債務に対する最終的な引き当て になる基本財産の額です。

●「非累積的永久優先出資」とは

優先出資とは、剰余金の配当の支払順序が普通出 資者よりも優先する出資ですが、配当可能剰余金の 額が減少した場合には、あらかじめ約束された優先 的配当の額を下回る配当となることがあります。

この場合に、下回った相当額を、翌期以降に繰延 べして支払う「累積型」に対して、翌期以降に繰延 べられないもののうち、満期のない社債型優先出資 が「非累積的永久優先出資」と呼ばれるものです。

●「資本剰余金」とは

「純資産」のうち「資本準備金」と「その他の資 本剰余金」で構成されております。

「資本準備金」は、時価等での発行となる優先出 資について、発行価額の全額または2分の1を出資金 勘定とし、残額を出資金勘定とは別の準備金という 枠組みに組み入れることができます。この準備金が

「資本準備金」と呼ばれるものです。

「その他資本剰余金」は、債務免除益や国庫補助 金などを計上する贈与剰余金や、自己株式の売却益 などから成っており、資本準備金とともに資本剰余 金を構成します。通常、ろうきんの取引から生ずる ことはありません。

●「利益剰余金」とは

万が一の際の損失を補填するために留保している

「利益準備金」及び「その他利益剰余金」から構成さ れています。

「利益準備金」は、労働金庫法第60条第1項の規 定に基づき、当金庫が出資金の総額に達するまで毎 事業年度の剰余金の100分の10に相当する金額以 上の金額を、万が一の際の損失を補填するための準 備金として積み立てている法定準備金です。

「その他利益剰余金」は、「特別積立金」と「剰 余金」で構成されています。

「特別積立金」は、当金庫が自己資本の充実を図 り、より安定した事業活動を継続していくために、

以下のとおり各目的で積み立てている積立金及び目 的を定めない「特別積立金」の合計額です。

(1)金利変動等準備積立金

(2)機械化積立金

(3)配当準備積立金

(4)経営基盤強化積立金

(5)社会福祉施設創設積立金

(6)福祉事業対策積立金

(7)店舗整備積立金

(8)周年記念行事積立金

「剰余金」は、当期純利益と前期繰越金を合計し たもので剰余金処分案に基づき、特別積立金、繰越 金及び出資配当金とするものです。

●「外部流出予定額」とは

当期の剰余金のうち、出資配当や利用配当のよう な形で会員の皆さまへ還元することが予定されるも のを指しています。

●「上記以外に該当するものの額」とは

出資金や資本剰余金等以外のもの、例えば処分未 済持分や自己優先出資等の額が含まれます。

●「一般貸倒引当金」とは

引当金は将来の費用または損失に対して引き当て

(積み立て)るものです。

このうち、一般貸倒引当金は、貸出金の償却とい う特定の目的のための引き当てという制約はありま すが、特定の債権に対して引き当てるというもので はなく、資産の部の単なる控除項目というよりは資 本としての色彩が強いと見ることができ、自己資本 の額として「コア資本に係る基礎項目」への参入が 認められています。(算入上限は信用リスク・アセ ットの額の合計額の1.25%)

●「土地の再評価額と再評価直前の帳簿価額の差額」

とは

当金庫は「土地の再評価に関する法律」に基づき、

平成10年3月31日現在で事業用土地の再評価を行 っています。

この再評価額と 帳 簿 価 額 の 差 額 に つ い て は、

2024年3月30日までの経過措置として、差額の45

%相当額に算入割合(毎年逓減する)を乗じた金額 を、コア資本に算入することが認められています。

一方で、当該土地の信用リスク・アセットの額は、

経過措置適用期間中は再評価額に基づいて計算した 額を信用リスク・アセットの額の合計額に算入する ことになります。

●「コア資本に係る調整項目」とは

損失吸収力の乏しい資産や意図的に保有している 他の金融機関等の対象資本調達手段の額など金融シ ステム全体のリスクを高める資産について、「コア 資本に係る調整項目」として定め、コア資本から控 除することとされています。算入される項目は、無 形固定資産や前払年金費用、繰延税金資産等です(た だし、経過措置が設けられています)。

●「のれん及びモーゲージ・サービシング・ライツ に係るもの以外の額」とは

無形固定資産のうち、のれん及びモーゲージ・サ ービシング・ライツに係るもの以外のその他無形固 定資産(ソフトウェアやリース資産、電話加入権等)

は、市場換金性が乏しく、いざという時に売却して も損失の吸収にあてることが事実上困難であること から、「コア資本に係る調整項目」としてコア資本 から全額が控除されます。(2012年度までの旧告 示では信用リスク・アセットの額の合計額に加算さ れていました。)

ただし、この取扱いについては経過措置が設けら れており、それを適用した場合、2014年3月31日 から2019年3月30日までの5年間、期間に応じた 掛目を乗じた額を調整項目の額に算入し、算入され なかったものの額をリスク・アセットの額の合計額 に算入することが可能です。

当金庫ではこの経過措置を適用しております。

●「証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額」とは 証券化取引に伴う債権譲渡により譲渡益が発生し た場合、譲渡収入から取引関連費用及び譲渡原価を 控除した額(税効果勘案後)が「証券化取引に伴い 増加した自己資本に相当する額」です。

●「証券化エクスポージャー」とは

証券化取引に係るエクスポージャーのことです。

「証券化」とは、債権や不動産など一定のキャッシュ フロー(利息収入等)を生む資産を裏付けとして証 券等を発行し、第三者に売却することを言います。

「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている 資産等の金額のことです。

●「前払年金費用の額」とは

退職給付会計では、年金資産の金額が退職給付債 務の金額を上回る場合、前払年金費用として資産計 上されますが、必ずしも金庫が損失の吸収のために 自由にあてることができる財産ではないことから、

「コア資本に係る調整項目」としてコア資本から控除 されます。

ただし、この取扱いについては経過措置が設けら れており、それを適用した場合、2014年3月31日 から2019年3月30日までの5年間、期間に応じた 掛目を乗じた額を調整項目の額に算入し、算入され なかったものの額をリスク・アセットの額の合計額 に算入することが可能です。

当金庫ではこの経過措置を適用しております。

●「自己資本の額」とは

以上のコア資本に係る基礎項目の額からコア資本 に係る調整項目の額を控除した金額が、自己資本比 率計算で使う自己資本の額となります。

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財務デ ー タ

2 自己資本の充実度に関する事項

信用リスク等に対する所要自己資本の額

(単位:百万円)

2017年度 2016年度

リスク・アセット(注1)所要自己資本(注2)リスク・アセット(注1)所要自己資本(注2)

信用リスク (A) 321,015 12,840 323,915 12,956

標準的手法が適用されるポートフォリオごとのエクスポージャー

321,744 12,869 313,618 12,544

ソブリン向け(注3) 2 0 0 0

金融機関向け 60,510 2,420 57,906 2,316

事業法人等向け 5,066 202 2,038 81

中小企業等・個人向け 169,929 6,797 169,265 6,770

抵当権付住宅ローン 57,936 2,317 58,807 2,352

不動産取得等事業向け − − − −

延滞債権(注4) 683 27 789 31

その他(注5) 27,615 1,104 24,811 992

証券化エクスポージャー − − 11,018 440

(うち再証券化) − − (−) (−)

複数の資産を裏付とする資産(所謂ファンド)のうち、個々の資

産の把握が困難な資産 − − − −

経過措置によりリスク・アセットの額に算入されるものの額 451 18 471 18

他の金融機関等の対象資本調達手段に係るエクスポージャーに係る

経過措置によりリスク・アセットの額に算入されなかったものの額 △1,180 △47 △ 1,193 △ 47

CVA リスク相当額を8%で除して得た額(注6) − − − −

中央清算機関関連エクスポージャー(注7) − − − −

オペレーショナル・リスク(注8) (B) 16,095 643 16,931 677

リスク・アセット、総所要自己資本額 (A)+(B)(C) 337,111 13,484 340,846 13,633

※「エクスポージャー」とは、資産(派生商品取引によるものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額等、リスクにさらされている資産等の金額のことです。

(注)1.リスク・アセットとは、資産にその種類あるいは取引相手の信用リスクの度合いに応じて設定されたリスク・ウェイトを乗じて算定した額のことで、当金庫では、格付機関の格付等 に応じて設定されたリスク・ウェイトを使用する「標準的手法」を採用しています。コミットメントや金利関連取引などは、貸借対照表に計上されていませんが、信用リスクを伴う ため上記同様、リスク・ウェイトを使ってリスク・アセットを計算することとなっています。

なお、債務保証見返はオフ・バランス取引として取扱うことになっています。当金庫のオフ・バランスに係るリスク・アセットの額の大半は、代理業務に付随して発生する債務保証 に関係するものです。

2.所要自己資本=リスク・アセット×4%

3.「ソブリン」とは、中央政府、中央銀行、政府関係機関等のことです。

4.「延滞債権」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月以上延滞しているエクスポージャーのことです。

5.標準的手法が適用されるポートフォリオごとのエクスポージャーのうち「その他」は、取立未済手形、出資金、オフ・バランス取引等です。

6.「CVA リスク」とは、クレジット・スプレッドその他の信用リスクに係る指標の市場変動により、CVA(デリバティブ取引について、取引相手方の信用リスクを勘案しない場合の 評価額と勘案する場合の評価額との差額)が変動するリスクのことをいいます。

7.「中央清算機関関連エクスポージャー」とは、デリバティブ取引等の中央清算機関(CCP)に対して発生するエクスポージャーのことです。

8.オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切であること、又は外生的な事象により損失を被るリスクのことです。当金庫では、基礎的手法 により、リスク量を算定しています。

基礎的手法の算定方法 オペレーショナル・リスク = 粗利益(直近3年間のうち粗利益が正の値)×15%

直近3年間のうち粗利益が正の値であった年数 ×12.5

自己資本の充実度に関する評価方法の概要

●現在の自己資本の充実状況について

2017年度末の当金庫の自己資本比率は10.54%であり、国内基準の最低所要自己資本比率4%を大きく上回っています。また、自 己資本のほぼ全額が出資金及び利益剰余金で構成されていることから、質・量ともに充実していると評価しております。

当金庫は、金庫が直面する各種リスクを個別の方法で評価したうえで金庫全体のリスクの程度を判断し、金庫の経営体力(自己資本)

と対照することによって管理する「統合的リスク管理」によって自己資本の充実度を評価しております。

具体的には市場リスク、信用リスク、オペレーショナル・リスクなどのリスクに対してリスク資本を配賦し、各種リスクを定期的に 計測して、これらのリスク量が配賦したリスク資本の範囲に収まっていることを確認しています。

●将来の自己資本の充実策

当金庫では、3カ年の中期計画及び単年度の事業計画を策定しています。計画に基づく諸施策を着実に実行することで、必要かつ十 分な利益を確保し、内部留保を積み上げることにより、自己資本の充実を図ります。

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